2010/10/5 2013.06.02 / カテゴリ:アーカイブス

久しぶりに坂の町、尾道を訪ねた。

瀬戸内特有の地形、海から山がとても近い。
海沿いの繁華街に対して、家々は山側の斜面(あえてそう呼びたい)に、
隙間なく寄り添い、支えあって(いるかのように)建ち並んでいる。

わずかな敷地を猫の額に例えたら、失礼かもしれないが、
猫がたくさん住みついているこの町にはふさわしいのかも。

木々を切り倒したり、重機で斜面を平らにならしてしまうことなく、
人々は、もともとそこにあった地形に張りつくように住みついている。

先人から引き継いだ古びて傷んだ家を、
修理したり、改造したりしながら。
車やバイクが通れる道はわずか、
自転車が快適なのは下りだけ。

坂を上り下りするたびに、角を曲がるたびに、
懐かしい景色に出くわす。
迷路のあちこちに宝物が散りばめられている。

息が切れて立ち止まって振り返れば、
なんてきれいな瀬戸内の海、島々。
これって、エコタウンでしょ・・・究極の。