木や森の勉強のために、
岡山と秋田を訪ねたうえでのエイプリルフール(愚痴か?)。
戦後65年。
生活文化や家電製品・所得の変化や向上に合わせて、
家はどんどん姿カタチを変え、イメージや情報に振り回され、
木材の国際価格に翻弄され、保証というインチキに騙され、
もう中身のさっぱりわからないブラックボックスと化した。
家づくりの知識や経験やからくりは通じなくなった。
和室造作(ぞうさく)材や床柱、和紙障子などが売れなくなった。
「伝統構法」と呼ばれる、古くからの知恵と工夫の結晶は、
中央で決定された枠組みから外されて、風前のともしび。
部材はすべて、数値やデータで管理され、製品化され、
地域性や生き物としての品質のばらつきなどは許されない。
えーと、たとえ夢物語でも、
家づくりを、もうちょっと人の手に届くところに取り戻したいものです。
はい。