2009/5/7#1 2013.06.02 / カテゴリ:アーカイブス

瀬戸の中心街から東、洞町の窯垣(かまがき)の小径を訪ねた。

二つの山に挟まれた谷間の町、洞町は、その斜面が
登り窯に最適で、古くから瀬戸陶磁器生産の中心地だった。
今でも「やきものの里」の佇まいを残している。
窯垣とは、不要になった窯道具(登り窯を焼く時に製品を保護する
お役目だったそう。)で作られた塀や土留めの擁壁(ようへき)で、
くねくねした細い路地に連なる幾何学模様や窯屋の刻印、
釉薬の風合いなどが、何とも楽しい。

その土地に根ざした産業と、その特色が色濃い街並み。
あちらこちらに散りばめられた遊びごころ。しっかり再利用。
英国のコッツウォルズ(蜂蜜色のライムストーンの街並で有名)か、
瀬戸の洞町か。ちょっと大袈裟か。

そこにあるものを使うことは美しいなあ、と思う。